面接の際によくある質問としては「あなたの長所と短所を教えてください」というものがあります。
答え方としては自己PRと似ているところがありますが、いくつか違うところがあります。
まずその辺りから考えましょう。
なぜ短所や長所を尋ねるのか考える
もちろん志望者の性格を把握したいという意図はあるでしょう。
しかしそれ以外にも面接官が見るポイントは存在します。
自分を客観的に見ることが出来るか
自分の長所や短所を把握しているということは、自分をある程度客観的に見ることが出来ているということです。
自分を客観的に見ることが出来ないということは、自分が周囲からどう見られている分からない。ひいては周囲の人のことを考えられないと見られてしまう恐れがあります。
つまるところ注意を受け入れない、自分の非を認めないと思われかねません。
短所を克服する努力をしているか
自分を客観的に見ることが出来ている、短所を把握している。
そして次に、短所を克服しるための努力をしているかという視点もあります。
例えば短所として「人と話すのが苦手です」とだけ言って次の質問まで口を噤んでしまうようだと、面接官も短所を直す気が無いと捉えて、良くない印象を与えてしまうでしょう。
長所や短所の考え方
自分を客観的に見つめなおす
先ずはこれが出来ないと話になりません。
あらかじめ自分の長所と短所を挙げておきましょう。
答えは一貫性を持たせる
極端な例えですが、長所で｢社交的です｣と言った後で｢人見知りします｣などと言うと、長所と短所が食い違っているように受け取られ、一貫性が無いと受け取られる可能性があります。
面接全体を通しても言える事ですが、言動が一致しない、一貫性がない人は社会人として信用されにくいので要注意と言えます。
短所と長所を裏表にするのも一つの方法
答えに一貫性を持たせるため、短所と長所を裏表にするという方法があります。
例えば
・誰とでも親しくなれる ⇔ 寂しがり屋
・慎重 ⇔ 行動が重たい
こういった風にです、これだと答えに一貫性があり、一定の説得力はあります。
さらに言えば
・その性格が表れるエピソードを用意しておく。
・性格が実際の業務にどういう風に生かせるかアピールする。
上記のような事も出来るのであれば尚良いでしょう。
具体的に書く
ただ単に「長所は○○で短所は○○です」では相手に響きません。
「私の長所は○○で、こういったことがあります。その反面○○なところがあります」
非常に大雑把ですが、少なくともこう言った言い方は必要です。
短所は控えめに
わざわざ短所を強調することはありません。
長所を長めにアピールして短所は流す程度にしましょう。
言うまでもありませんが、長所と短所が対で無くても短所は控えめが良いでしょう。
順序にも気を配る
短所で終えてしまうとネガティブなイメージが残るかもしれません。
長所 → 短所 → 短所を克服するために努力している事
こういった順序で説明していいイメージを残しましょう。