【2025年最新】履歴書のサイズは？封筒は？Web提出と郵送のマナーを徹底解説

はじめに

転職活動で書類選考を突破するためには、履歴書や職務経歴書の内容はもちろんですが、その「提出マナー」も採用担当者に見られています。特に、書類のサイズや封筒の選び方、そして現代の主流であるWeb提出のルールは、あなたの第一印象を左右する重要なポイントです。

「履歴書はA4？B5？」「Webで送るときのファイル名は？」「封筒の宛名はこれで合ってる？」

この記事では、そうした細かいけれど大切な疑問をすべて解消します。郵送とWeb提出、それぞれのケースにおける書類の準備から提出までの完璧なマナーを、プロの目線で分かりやすく解説します。

まず結論からお伝えすると、応募書類の提出方法は以下の2つの基本を押さえておけば間違いありません。

なぜこの形式が推奨されるのか、具体的な手順と注意点を詳しく見ていきましょう。

企業から郵送での提出を求められた場合、丁寧な準備が好印象につながります。

PCで書類を作成する場合、履歴書はA3サイズを二つ折り（見開きA4）にするか、B4サイズを二つ折り（見開きB5）のものを使う選択肢があります。どちらでも問題ないとされていますが、A3サイズ（二つ折りでA4）がより推奨されています。

しかし、職務経歴書や送付状はA4サイズで作成するのが一般的なため、すべての書類をビジネス文書の標準であるA4サイズに統一するのが現在の主流です。すべての書類サイズをA4に揃えることで、採用担当者が管理しやすく、スマートな印象を与えられます。

封筒の選び方: A4サイズの書類を折らずにそのまま入れられる「角形2号」を選びましょう。色は、清潔感とフォーマルな印象を与える白色が最適です。
クリアファイルは必須: 郵送中に書類が折れたり汚れたりするのを防ぐため、すべての応募書類をまとめて無色透明のクリアファイルに入れることが望ましいです。クリアファイルは返却されないものと考え、安価なもので問題ありません。このひと手間が、書類を大切に扱っているという丁寧な印象を与えます。

郵送の際には、誰が・何を・どれだけ送ったのかを伝えるための「送付状（添え状）」を一番上にして同封するのがビジネスマナーです。送付状もA4サイズで作成します。

表面: 宛名は「会社名・部署名・担当者名」を正確に記入します。送付先が会社や部署など組織であれば「御中」を、採用担当者など個人であれば「様」をつけるのが一般的です。左下には赤字で「応募書類在中」と書き、定規で四角く囲みましょう。
裏面: 左下に自分の住所と氏名を記入します。
郵送方法: 普通郵便で問題ありません。料金不足にならないよう、郵便局の窓口で重さを測ってもらうと確実です。

近年、提出方法の主流となっているWeb・メールでの応募。こちらも独自のルールとマナーがあります。

WordやExcelで作成した書類は、そのまま送ってはいけません。閲覧する環境によってレイアウトが崩れたり、第三者に内容を改ざんされたりするリスクがあるためです。必ずPDF形式に変換してから提出しましょう。

採用担当者は毎日多くの応募書類を受け取ります。ファイル名は以下のように、分かりやすく設定するのが鉄則です。

件名: 「【応募】〇〇職希望の件／氏名」のように、一目で要件と差出人が分かるようにします。
本文: 宛名、簡単な挨拶、応募の経緯、添付ファイルの内容などを簡潔に記載します。
パスワード: 個人情報保護の観点から、添付ファイルにパスワードを設定するとより丁寧です。その際は、ファイルを送るメールと、パスワードを知らせるメールを別々に送るのがマナーです。

応募書類の提出方法は、転職活動におけるあなたの「第一印象」を決定づける最初のステップです。

郵送では、A4サイズへの統一、角形2号の白封筒、クリアファイル、送付状といった細やかな配慮が、あなたの丁寧さや真摯な姿勢を伝えます。
Web提出では、PDF形式での提出、分かりやすいファイル名、丁寧なメール文面といったデジタル時代のエチケットが、あなたのビジネススキルとITリテラシーを示します。

内容は同じでも、提出のマナー一つで採用担当者の心証は大きく変わります。この記事で紹介したポイントを確実に実践し、自信を持って選考のスタートラインに立ちましょう。